梅雨に入るとジメジメとした湿気を感じるようになります。
こうなると気になるのが食中毒です。
梅雨の時期からは、食中毒の発生件数が高くなることもありますし、その原因を知っておきたいところです。
食中毒への具体的な対策を立てるためにも、原因の特定は必要ですからね。
そこで今回の記事では、
- 梅雨時に食中毒になりやすい原因はこれ!
- 梅雨時の食中毒対策について
これらのことについて、お伝えさせていただきます。
梅雨時に食中毒になりやすい原因はこれ!
食中毒は大きく分けて、「細菌性食中毒」と「ウイルス性食中毒」の2種類があります。
梅雨以降、気温が25℃を超えるようになり、湿度が高くなる環境では「細菌性食中毒」が特に多くなる傾向にあります。
そして、細菌性食中毒の原因になるのは文字通り「細菌」です。
食肉に付着しやすい「O157」や、化膿した傷などに広く分布する「黄色ブドウ球菌」、卵などにも付着する「サルモネラ菌」が有名かと思います。
「細菌性食中毒」は、これらの細菌を食事と一緒に食べてしまうことによって引き起こされるわけですね。
例えば、細菌が付着している肉類を調理する際にしっかりと加熱しなかったり、肉・魚・卵などを扱った調理器具を触った手でそのままお皿に触るなどすると、細菌を摂取する可能性が出てきます。
また、食中毒で有名な「O157」などは、人から人へ感染する可能性もあります。
「O157」の場合は、糞便や糞便で汚染された水に細菌が含まれているので、これらに接触することで細菌が体内に入る可能性が生まれるわけです。
梅雨時の食中毒対策について
1・新鮮な食材を使う
購入してから時間が経過し、古くなってしまった食材は、食中毒の原因となる細菌が増殖している危険があります。
そのため、食材は消費期限を確認の上、新鮮な物を購入し、なるべく早く消費してしまうようにしましょう。
また、購入後に食品の保管場所(冷蔵庫など)へ入れるまで時間がかかったり、肉汁や魚などの水分が漏れるといったことも、食中毒を引き起こす原因になります。
食品を購入した後は寄り道をせず、肉汁や魚などの水分が漏れないようにビニール袋などに包むようにしましょう。
2・低温で保存する
「細菌性食中毒」を防ぐためには、細菌を増殖させない環境で食品を保管する必要があります。
細菌の多くは、10℃以下で増殖のペースがゆっくりになり、マイナス15℃以下で増殖が停止します。
そのため、肉類や魚介類、野菜などの食品を保存する際には、これらの温度を意識して維持するようにしましょう。
また、冷蔵庫に大量の食品を詰め込んでしまうと、冷却効率が悪くなってしまうので注意して下さい。
3・食品をしっかり加熱する
多くの細菌は加熱によって死滅します。
食品を調理する際は、しっかりと加熱してから食べるようにしましょう。
刺し身のような、食材を生のまま食べる料理は避けるなども重要です。
また、肉類や魚介類などを扱った調理器具にも注意が必要です。
調理後はしっかりと消毒・洗浄し、別の料理を調理するために使うのであれば、そのまま使わないように気をつけましょう。
4・調理前・後や食事前には手を洗う
食中毒の原因となる細菌は、様々な場所で手に付着する可能性があります。
そのため、調理前や食事前には手を洗い、細菌を洗い流すようにしましょう。
食中毒が流行している時期は、神経質になるくらいで丁度良いです。
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まとめ
食中毒は激しい腹痛や下痢などの症状に苦しめられます。
そういった事態を防ぐために、この記事がお役に立てれば幸いです。