「台風」による雨風は家庭菜園をしているご家庭にとって怖いものです。
大切に育てた野菜などが台風の強風でなぎ倒されたり、資材が破壊されたりすると本当に辛いですよね。
しかし、家庭菜園を守るためにどういった台風対策が出来るのかよくわからず、悩んでしまうかと思います。
そこで今回の記事では、台風対策で家庭菜園へのおすすめの方法について、お伝えさせていただきます。
台風対策で家庭菜園へのおすすめの方法はこれ!
1・植木鉢やプランターの避難
植木鉢やプランターのように、持ち運びが簡単に行えるものは屋内へ避難させておくようにしましょう。
玄関のスペースや倉庫などに台風の影響が去るまでの間、一時的にこれらを置いておけば大丈夫です。
リビングなどに移動させる場合は、新聞紙やダンボールを敷いて、その上に植木鉢やプランターを置くと良いでしょう。
また、台風の強風によって空の植木鉢やプランターが吹き飛ばされる可能性があることにも注意してください。
これらが自分の家の壁に当たる程度であればまだマシな方で、自動車や別の住宅に直撃して被害をもたらす可能性があります。
もちろん、そういった事態は深刻なトラブルを招く可能性が高いですから、空の植木鉢やプランター、バケツや如雨露などは台風が来る前に片付けておきましょう。
2・植木鉢やプランターを固定する
植木鉢やプランターの数が多く、屋内への避難が難しい場合は、プランターを1ヶ所に集めて鉢植え同士を括り付けて固定する方法がおすすめです。
植木鉢やプランターを1つにまとめることで、それ自体が重りの役割を果たすようになるため、台風の強風に吹き飛ばされにくくなります。
あるいは、壁と壁の間のように、台風の強風による影響を受けにくい場所へ移動させることも効果的です。
また、作物がこぼれ落ちない範囲で横倒しにしておくことも効果的です。
その場合は、作物にビニール袋などを被せておくと病気を予防することが出来ます。
植物の葉や枝に強風が当たるとお互いにこすれ合って傷が出来るため、そこから病原菌が侵入することを防ぐことが出来るからですね。
3・ビニルキャップを被せる
家庭菜園にある野菜の苗が小さい場合は、苗にビニルキャップを被せて強風から保護することが出来ます。
ドーム状のビニルキャップであれば、台風の強風から苗をしっかりと守ってくれます。
ただし、ビニルキャップそのものが強風で吹き飛ばされないように、しっかりと固定する必要があることに注意してください。
ビニルキャップの根元をピンで固定したり、重量があるブロックなどを活用すると良いでしょう。
4・支柱に手を加える
ピーマンや茄子などの野菜は、育てる過程で茎に支柱を絡ませることがあります。
この支柱は台風の強風の悪影響を思いっきり受けることになるので、支柱の数を増やしたり、太い支柱に変えるなど対策を講じてあげましょう。
ネットを支えている支柱なども同様です。
逆に、支柱を固定できそうにない場合は、支柱と植物の固定を外しておくことをおすすめします。
支柱に植物が絡まったまま倒れてしまうと、根本からバッキリと折れてしまう危険があるからですね。
5・土寄せをする
ネギやブロッコリーなどの野菜は、台風の強風によって折れたり曲がったりすることがあります。
こうなると、後の発育に重大な悪影響が生じる可能性があるため、これを防止するために土寄せをしておきましょう。
台風が来る前に、これらの株元に土をしっかり寄せて倒れにくくしておくわけですね。
また、後述しますが、台風への対策が難しいようであれば、そのまま収穫してしまうことも手段の1つです。
6・急いで収穫する
ナスやトマト、キュウリなどの野菜は台風の悪影響を受けやすいです。
そのため、台風が来る前に可能な限り野菜を収穫しておくことをおすすめします。
収穫できなかった野菜に関しては、上記にあるような方法を使って台風から守ってあげましょう。
台風の塩害について
台風の通過後、植物が茶色く変色して枯れるといったことがあります。
これは台風によってもたらされる「塩害」と呼ばれるものです。
沿岸部のような海に近い場所はもちろん、場合によっては内陸部にもその被害が発生することがあります。
大切な野菜を守るためにも、台風の塩害対策をしておきたいですね。
台風の塩害については、以下の記事に情報をまとめています。
支柱 園芸 90cm 直径16mm 50本1組 イボ付 鋼管製 家庭菜園 グリーン イボ竹 国華園
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まとめ
台風は大切な家庭菜園に甚大な被害をもたらす可能性がある災害です。
そんな台風から家庭菜園を守るために、この記事がお役に立てれば幸いです。