「台風」によって屋根が飛ぶ被害が毎年のように出ています。
大切な家を守るためにも、台風によって屋根が飛ばないようにしたいですよね。
しかし、何故台風で屋根が飛ぶのか、その原因がわからないと対策を講じにくいです。
そこで今回の記事では、
- 台風で屋根が飛ぶ原因はこれ!
- 台風で屋根が飛ばないようにする対策方法はこれ!
これらのことをお伝えさせていただきます。
台風で屋根が飛ぶ原因はこれ!
1・棟板金の釘が抜けている
台風で屋根が飛ぶ場合、一番多いのは屋根に付いている「棟板金(むねばんきん)」が飛ばされるケースです。
棟板金とは、屋根の頂点にある板金のことで、屋根の内部に雨水が入らないようにするための役割があります。
この棟板金は釘で固定されているのですが、この釘が熱膨張などにより抜けてしまうことで屋根が飛ぶことに繋がるわけですね。
何故熱膨張が原因になるのかと言うと、棟板金は金属のため日光に当たると太陽の熱で膨張し、夜気温が下がると逆に収縮します。
膨張するときは釘も一緒に引っ張られるのですが、収縮するときは板金だけが収縮するため、長い年月をかけて膨張・収縮を繰り返すうちに釘が抜けてることになります。
当然、日当たりの良い場所にある家だと釘が抜けるスピードが速くなり、築7~10年で抜けてくるとされています。
2・屋根にある隙間
上記にある棟板金(むねばんきん)の固定が緩むと屋根に隙間が発生する可能性があります。
この隙間は実に厄介で、屋根の隙間に台風の暴風が入り込むと、その勢いで屋根を持ち上げてしまうことがあるからです。
こうなると、めくれ上がった部分の屋根はもちろん、その周辺の屋根も飛ばされる危険性が発生してしまうわけですね。
また、棟板金の緩み以外にも経年劣化や地震などにより瓦にヒビが入っていたり、瓦と瓦の間に隙間があると同様の結果をもたらすことがあります。
瓦に生じたヒビはそのまま隙間になってしまうことが多いですからね。
3・家の窓ガラスが割れてしまっている
台風の強風で吹き飛ばされてきたゴミなどで家の窓ガラスが割れていると、これが原因で屋根が飛ぶことがあります。
通常、家の窓ガラスが割れていない状態だと風をしっかり遮断できるため、台風の強風は家の中へ入ってくることはありません。
ところが、家の窓ガラスが割れている状態だと、台風の強風が割れた窓から家の中へ入り込み、天井方向へ抜けることで屋根を持ち上げてしまうことがあります。
その結果、屋根が台風の強風で飛ばされてしまうわけですね。
また、これは新築の家でも起こりうることなので、窓ガラスが割れてしまうと屋根が吹き飛ばされやすくなってしまうので注意してください。
台風で屋根が飛ばないようにする対策方法はこれ!
1・台風が来る前に屋根の状態を確認しておく
前章にもあるように、屋根の状態が悪いままだと台風の強風によって屋根が飛びやすくなってしまいます。
そこで、台風が来る前に屋根の状態を確認して、悪い部分を修理しておきましょう。
例えば、
2・瓦がずれている
3・瓦に苔などが生えている
4・棟板金が浮いている
5・金属屋根にキズがある
6・スレートに傷がある
以上のような症状があると、台風の時に屋根が飛ぶ可能性が高まります。
注意点としては、屋根の修理のために、自分が屋根に登ることはやめておいた方が無難です。
屋根の上での作業に慣れている職人さんの方が安全に修理ができますし、素人の判断で修理が完全に行われたかは判断が難しいですからね。
また、場合によっては瓦を踏み割るなどの二次被害が生じる可能性もあります。
そのため、屋根を修理する仕事は業者に依頼するようにしましょう。
2・台風によって窓ガラスが割れないようにする
前章にもあるように、家の窓ガラスが割れることで強風が吹き込むようになってしまいます。
これを防ぐために、台風によって窓ガラスが割れないよう対策を講じておくことが屋根を守ることに繋がります。
また、万が一、窓ガラスが割れてしまったことへ対する備えをしておくとさらに安心ですね。
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まとめ
台風によって屋根が飛んでしまうと被害が甚大なものとなってしまいます。
そういった事態を防ぐために、この記事がお役に立てれば幸いです。