花粉症対策にマスクや眼鏡を使用していても、症状が改善しないことがあります。
本人が日常的に行っていることが、花粉症の症状を悪化させていることがあるからですね。
その１つが「お酒」です。
お酒を飲むことによって花粉症の症状に大きな影響を与えることがあり、お酒を飲むことを控えた方が良い場合もあります。
そこで今回の記事では、花粉症はお酒を飲むと症状が酷くなることについて、お伝えさせていただきます。
花粉症はお酒を飲むと症状が酷くなる！？
お酒を飲むと花粉症の症状が酷くなる原因は複数のものがあります。
具体的には、
２・アルコールにより肝臓に負担がかかる
３・アルコールによりヒスタミンが放出される
４・身体が温まることにより、炎症が酷くなる
５・睡眠不足などの原因となり、結果的に花粉症への抵抗力を落とす
以上です。
１番目の「アルコールの利尿作用により、粘膜の潤いが減る」というのは、鼻や喉の粘膜の潤いのことです。
こういった場所に花粉が付着した場合、粘膜の保護機能がしっかりしていれば花粉をスムーズに排除できます。
しかし、粘膜の潤いが減ってしまうと、花粉が排除システムが機能しづらくなり、その結果、花粉症の症状が酷くなるわけですね。
花粉以外にも、風邪などの原因となる可能性もあるので注意が必要になります。
２番目の「アルコールにより肝臓に負担がかかる」はそのままですね。
体内の解毒作用において重要な働きをしているのが「肝臓」です。
肝臓が十分に機能する健康な状態を維持出来ていれば、花粉症の症状を緩和することに繋がります。
しかし、お酒によって肝臓に負担がかかっている状態だと、十分に解毒機能が発揮できず、花粉症が出やすくなってしまいます。
糖尿病などの病気の原因にも繋がる危険性も無視できません。
３番目の「アルコールによりヒスタミンが放出される」というのは少々複雑です。
「ヒスタミン」は、鼻の神経や血管を刺激して鼻炎などの症状を引き起こすため、ただでさえ花粉で苦しいところに追い打ちをする形になります。
そして、何故ヒスタミンが放出されるかというと、お酒を飲むと、アセトアルデヒドという中間代謝物質がまず作られます。
アセトアルデヒドは、血液中のアルコールが肝臓のアルコール脱水素酵素によって分解されたもので、肥満細胞からヒスタミンを遊離させる作用があります。
その作用により、ヒスタミンの血中濃度が上昇することに繋がるわけですね。
４番目の「身体が温まることにより、炎症が酷くなる」というのもそのままですね。
花粉症によって引き起こされるアレルギー反応の多くは炎症を伴います。
そのため、お酒を飲んで炎症の症状が激しくなると、花粉症の症状も酷くなってしまいます。
これは、唐辛子のような刺激物やコショウなどの香辛料たっぷりの食事も同様です。
花粉症の症状が酷い場合は、こういった食事は控えた方が良いでしょう。
最後の「睡眠不足などの原因となり、結果的に花粉症への抵抗力を落とす」というのは、鼻詰まりや鼻水といった症状により深い睡眠が取れなくなることなどになります。
現代日本では、睡眠時間が短い人は珍しくないため、花粉症によって睡眠の質が悪化してしまうと体調不良の原因になることがあります。
もちろん、風邪などの病気に繋がる可能性もあるため、注意しておきましょう。
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まとめ
花粉症による鼻水・鼻詰まりなどは本当に辛いですよね。
お酒を控えて、花粉症の症状が悪化することを防ぐようにしましょう。