「ノロウイルス」は寒い冬の季節に流行する感染症です。
特に、嘔吐や下痢といった症状が現れるため、脱水症状に陥ることがあるので怖いですよね。
そこで重要なのがノロウイルスに感染した時の水分補給方法です。
また、水分補給時に嘔吐してしまうこともあるため、これに対する対処方法も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- ノロウイルスの時の水分補給方法はこのやり方で!
- ノロウイルスの時の水分補給で吐く場合の対処方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
ノロウイルスの時の水分補給方法はこのやり方で!
ノロウイルスに感染すると嘔吐や下痢、発熱による発汗などにより、身体の水分がどんどん失われていきます。
場合によっては脱水症状に陥る危険もあるため、嘔吐や下痢で体外へ出た水分を補うことが重要になります。
特に、下痢の症状が現れると脱水の傾向が強くなります。
ただ、ノロウイルスによる嘔吐や下痢の症状が激しい状態だと、平常時と同じような水分補給が出来ないことがありますよね。
そういった時は飲料の種類にこだわらず、「自分が飲めるもの」で良いので「小さじ1杯(約5ml)~2杯」くらいの少量から水分補給を行っていきましょう。
慣れてきたら、1回10~20mlの少量を「10~30分毎」に少しずつ飲んでいきます。
最終的には、1時間あたり50~60mlの水分が飲めるようになれば、後は水分を飲みたいだけ飲んで問題ありません。
ただし、飲みすぎると嘔吐する可能性があるため、飲み過ぎにだけは注意をしておきましょう。
ちなみに、脱水症状は嘔吐や下痢によって身体の水分が失われるために生じますが、水分だけでなく多量の塩分も喪失してしまいます。
脱水症状を防ぐためには、水分以外にも失われた塩分の補給を行う必要があるわけですね。
そこでおすすめなのが「経口補水液」です。
「経口補水液」とは、ノロウイルスによる脱水状態において不足する電解質(ナトリウムなどの塩分)を補うために、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く組成されている飲料水のことです。
また、水と電解質の吸収を速めるために糖濃度は低い組成となっていることも特徴になります。
これらの特徴により、ノロウイルスの脱水時に効率的に人体への水分・栄養補給が可能となるわけですね。
ノロウイルスの時の水分補給で吐く場合の対処方法とは?
ノロウイルスの症状である嘔吐が激しく、上手く水分補給が出来ないことがあります。
こういった時は、無理に水分補給をすることはせず、まずは嘔吐の症状が軽くなるタイミングを見計らいましょう。
というのも、ノロウイルスで始まった吐き気は、3~6時間程度で少しの間だけ治まる時期があるからですね。
この嘔吐が収まるタイミングで水分補給をすると良いでしょう。
また、嘔吐が酷い状態でも、薬剤などで嘔吐を無理やり止めることはやめておきましょう。
ノロウイルスに感染した時の嘔吐や下痢は、身体の中にあるノロウイルスを体外へ排出するための動作だからです。
そのため、むやみに嘔吐や下痢を止めるよりも、身体の反応に従い、自然に止まるのを待つことが重要になります。
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まとめ
ノロウイルス時の水分補給は脱水症状を回避するために重要なものとなります。
その水分補給をスムーズに行うために、この記事がお役に立てれば幸いです。